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あわいのはなし

あわいのはなし

水の町・柳川が教えてくれた、境界がある豊かさ

ゆるやかに流れる水。
光をゆらす川面。
柳が風に揺れ、季節が静かにめぐる町。

ここ、柳川は“水と暮らす町”として知られています。
家々の間を縦横に巡る掘割は、ただの水路ではありません。
人の営みと自然の息遣いが混ざり合う“間(あわい)”の場所。
この町で生まれ育った詩人・北原白秋は、そこに無限の詩心を見出しました。

柳川の水辺のように、
自然の呼吸と調和する道具をつくっています。

私たちについて

私たち乗富鉄工所は1948年の創業以来、ここ福岡県柳川市で水門をつくり続けてきました。
水門とは、河川や堤防に設置される人工的な開閉式の門のこと。
大雨や高潮の際に水位や流れを正確に制御し町を守ること、そして農業や生活、産業に必要な水を適切に配分することを目的としています。
意外かもしれませんが、水門はすべてオーダーメイド。
設置場所ごとに異なる水量、地形、環境条件を緻密に読み取り、構造設計から製作まで一貫して行います。
屋外の過酷な環境下で数十年にわたり確実に機能し続けること、そしていざという時に人命や暮らしを守ることが求められるからこそ、私たちは強度・精度・耐久性に一切妥協しません。
命を預かるものづくりで培ってきた高度な技術力と品質基準は、現在開発しているアウトドア・インテリア用品にも活かされています。

頑丈で、長く使え、信頼できること。

私たちのプロダクトには、水門づくりで磨いてきた確かな技術が息づいています。

掘割(ほりわり)がある暮らし

柳川の特徴である「掘割」は、奈良時代にはすでに水路として活用されていたといわれています。そして江戸初期、柳川藩初代藩主・田中吉政によって現在の原型となる形へと大規模に整備されました。
1000年以上にわたり使われ続け、時代に合わせて改修を重ねてきた柳川の水路網。
その総延長は、なんと約930kmにもおよびます。
海抜0メートル地帯に位置する柳川において、掘割は暮らしを守るための重要なインフラです。
大雨の際に海水が逆流するのを防ぎ、余分な水を溜め、まち全体の水位を調整する役割を担っています。
いまでは当たり前の風景となっている柳川の水脈も、自然のままではなく、人の知恵と技術によって築かれ、守られてきたもの。
自然と調和しながら、静かに、確かに、柳川の暮らしを支え続けています。

自然と人と手でつくりあげる

私たちのルーツである「水門」と柳川のルーツである「掘割」。

それぞれの共通点は人の手を加えて、自然になじむ道具をつくってきたことです。

自然と人、アイデアとルール、仕事と遊びなど、さまざまな境界線にある間(あわい)を行き来しながら、今日も自然の呼吸と調和する道具をつくっています。

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乗富鉄工所について

技術力でもっと自由に。新たな可能性に挑む、水門メーカーです。福岡県柳川市で1948年に創業しました。
オーダーメイドの水門づくりで培った技術と職人の発想を活かし、
キャンプ用品など暮らしのアイテムなどジャンルにとらわれないものづくりにも取り組んでいます。
社会インフラを支えてきた確かな技術を、もっと身近な体験へ。鉄工所の技術から生まれる、新しいプロダクトをお届けします。

乗富鉄工所Webサイト